元々「かわいい女の子がいっぱいいる映画」と聞いていたので、それを目的に見ていたためか、他の方のレビュー程ストーリーへの文句はありませんでした。
むしろストーリーに関しては忘れていた幼少期の記憶を掘り出されるようなリアルさがあって好きでした！！
小学校を超洗礼された女の子に染め上げた感じの世界観なのですが、最年少の子が最年長の子にべったりになったり、どう学年との選抜試験でプライドと嫉妬の葛藤、生理が来た子へのヒソヒソなど、あ〜あったあった…！と感じるような現実味が、お話を惹き込ませてきた気がします。小学生あるあるです。あまりにも純粋すぎると共感ができなくて退屈になってしまう、と私は思っているのでこのリアルさは推せます。
あとこの学校の設定世界観が全く説明されないので、一体なんなのだろう…？とワクワクしながら見れました。子供心擽られる仕組みがギュッと詰まってました。
ば〜ん！と何かすごい秘密がある訳でもないのですが、比較的スッキリした終わり方かな、と思いました。
設定の正確さだとかそこらへんを問い詰めるとしょぼい映画になってしまうかもしれないのですが、少女の心理表現はとても素敵！下手に飾らないそのままの成長、いや、成長と言うには綺麗すぎる…？というレベルに現実味を帯びたこの年頃の感情をとても上手に表していて良い作品でした。
