れちゃん

エコールのれちゃんのレビュー・感想・評価

エコール(2004年製作の映画)
3.8
謎がババーン!と明かされる系でもなく、ネタバレ観ても憶測でしかないレベル。
ということで、ぼんやり色んな妄想しながらフワッと観る映画です。
美少女たくさん!目の保養!大人はほとんど出てきません。使用人のグレーヘアーのおばさんがさらにミステリアス…

棺桶が開いて、アジア系の少女が登場。「名前は?」「イリス」
映画を観ている方は、何も知らない、好奇心いっぱいのイリスと共に森の中の学校について学んでいきます。

よく出てくるのは違う寮に住む新入生のローラ。校長先生にバレエを審査してもらい、一番を取ってこの森を出たいアリス。イリスと一番歳が近く色々教えてあげるが、それ以上に知りたがるイリスにうんざりして突然いじめ出すセルマ。そして、夜21時になるとどこかへ行ってしまう最年長ビアンカ。

閉鎖された空間にいると、外の世界が気になる。閉鎖された空間にいることを望む者、外の世界へ飛び出したい者。どちらが幸せなのか。出られる見込みがないなら、出たいという気持ちを捨てて、服従した方が幸せに過ごせる。散々囲っておいたのに、いざとなると外と調和して生きろ、と言われることの難しさも感じた。
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