難解だ難解だという情報だけがインプットされ、なんだかんだと観てこなかったんですが、やっぱ一回は観ておかないとと思い、初鑑賞。
これが1968年の作品…だと…??
私、まだ生まれてないです…。
日本は昭和43年。
水前寺清子の365歩のマーチがヒット曲の時代。
そんな時代にこのビジュアル。
とてつもないですね。
この時代に初めてこの映像を観た人たちは度肝を抜かされただろうなぁと、想像に難くないです。
今観ても全く古臭くないし、むしろなんていうか時代に染まらない映像美。
色味がなんとも鮮やかで、アート映画と言われるのも頷ける。
特に宇宙船内や宇宙の描写は今観てもビックリした。あのアングルでの撮影や天地がひっくり返るシーンはどうやっているのだろう?
冒頭が全く宇宙関係なくて、猿がモノリスにより知能を持つというシーンが結構長くありビックリ。これなんなのよ…。
モノリスはよくSF映画に出てくるけど、コイツが一体何を示唆しているのかはイマイチ分かってない。不思議な宇宙の物質ってことなんかな?
宇宙いつ出てくるの??と思ってたら唐突に宇宙へ。
本作は3部構成になってるようですが、明確な繋がりがなくよくわからない。
有名なHALが暴走するところも大分時間を割いているが、最終的にはその話もぜーんぶすっ飛ばして、画面キラキラキラキラ〜からの老化からの胎児化して終了(文字に起こしてもなんのこっちゃさっぱりわからない)
いやいやいや、これ、なんなのだ??
一体キューブリックは何が言いたかったのだろう?
ちゃんとしたメッセージはあるのかな?
もう置いてけぼりにされすぎて、いつの間にか目を閉じては開き、閉じては開きを繰り返していましたww
これは難解って言われるわけだなぁ。
意味わからなすぎて何度も観る気にはならない。
だけど、映像美は素晴らしいです。
難解さや映像美を堪能するという意味で、やっぱ生きてるうちに一度は観ておいた方が良いと思います。