かめいし

2001年宇宙の旅のかめいしのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
3.8
映画とは映像や音楽の総合芸術であり、ことSFを語る上では言語に頼る必要性が薄い、そんな思想の下に作られたような作品
設定とメッセージが強く、ストーリーは大いに二の次。叙事的とかいうんだろうか、あんま見ないけどそれにしてもこのやり方は異質じゃないですか
影響力のある作品として有名だけど、映画界以外に与えた影響力はピカイチなんじゃないか。独特で奇抜な手法も含めて、作品単体を評価することがもっとも難しい作品である気がする
画面の有機性と無機性のバランス感がすごく絶妙で素晴らしい(この映画の上で語られがちなセンスの多くはこのバランスと音に依ると思う)
あとSFに混ぜてあるフィクションも程よいというか、かなり嘘が弱い。いわゆるSFとして有名な作品ではほとんどファンタジーなコンテンツをつまんで入れてるものも少なくないのに
現代人の感覚には正直テンポ遅くて長い、、これだけはすみません嘘つけなかったです
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