劇場IMAXで鑑賞しました。50年前はパナビジョンという上映方法でスクリーンが今のIMAXよりも湾曲に観客席を囲むような形で楽しまれていたようです。
映像的に驚くべき新星爆発のスペクタクルを表現していて、監督のクーブリックはあえて構成を組み替えたり、当初予定していたナレーションや学者たちのインタビュー映像などを廃して、わざと難解に仕上げました。
表象論のみで語るのは困難を極める映画であり、当時盛んになっていたキラーエイプ理論(殺人猿理論)仮説や発見間もない北京原人やアウストラロピテクスなどの人類発祥の謎、キリスト教的創造神の科学による定義づけなど時代の背景やアーサー・C・クラークの小説版を読むことによって作品の理解が深まっていく映画です。
まだ未鑑賞という方は、機会があればぜひ劇場にてご覧ください。