ふろいと

2001年宇宙の旅のふろいとのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
3.7
映画史上最も難解な映画と言われている作品。
確かに一見したら全然わからん。むりだ。でもそこはこのご時世。まるでモノリスみたいな形をしているスマホで検索すれば大体わかった。
僕は内容とか映像うんぬんより、この作品におけるキューブリックの姿勢が好き。アーサー・C・クラーンの『2001年宇宙の旅』のSF小説を読めばキューブリックの意図した事がわかるそうだ。しかしそんな事はどうでもよくとにかくキューブリックはわざと難解な作品に仕立てあげた事に僕は心打たれた。だってほんとにキューブリックのインタビューとか小説読まないと分からんほどの作品なんだから一回観たってわかんねぇじゃん。このわざと意味不明にする感じは、俺のノーランの"なんか題材自体はそんな小難しくないけどちょっと大人っぽくない?雰囲気あるくない?"みたいなハッタリ感が通底しているような気がして好きなのだ。
しかしそんな俺のコードは無視して、映像としても凄いなこれ。スターゲイトなんか、口がぽかんとしていた。口がぽかんすることあんまないよ?映画みて口がぽかんする事で凄いことだから。
ふろいと

ふろいと