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式日-SHIKI-JITSU-のZUSHIOのレビュー・感想・評価

式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)
4.8
『シン・エヴァンゲリオン』のラストシーンがなぜ宇部新川駅なのかがよく分かった。
庵野秀明監督の旧劇場版エヴァ後の病んでる感じが良く分かるので、より一層シン・エヴァの意味が深くよく理解できた。
『ラブ&ポップ』からの実験的な映像や廃墟、廃線、廃路地裏、電線、工場などの庵野秀明らしいロケーションを観てるだけで、そういう情景が全て好きな自分にはたまらない。特に「秘密の地下一階」は、現代アートだし、アンドレイ・タルコフスキーを確実に意識していて凄く良かった。
シン・エヴァとの共通点としては、「赤」基調のセットや演出から、母親との対峙を経て、「青」に染まるところも。
しかし、この後『キューティーハニー』に振り切れちゃうディスコグラフィがまた躁鬱っぽくて良い。
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