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式日-SHIKI-JITSU-のSEIJISANのレビュー・感想・評価

式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)
3.0
原作は未読です。大ファンの庵野秀明監督作品なので普段なら観ないであろう作品でしたが観ました。「カントク」と呼ばれる男と「明日が私の誕生日」と毎日繰り返し話す女。かなり実験的な作品で、万人受けする訳が無い。中には不快感を覚える人も出てくるとすら思える。普段の庵野秀明監督よりも「アングル命」的なカットは少な目。クライマックスに訪れる心と心のぶつかり合い。観ていてかなりグサグサ刺さるセリフが多いが、エンディングは好きだ。明るい希望を感じさせる。そこに至るまでが暗くてジメジメして「死」がいつも隣にいる様な世界で生きてきた主人公二人だっただけに観ている側も救われた。オマケとして庵野秀明監督の故郷、山口県宇部市なロケ地になっていたので、監督の故郷を沢山見られてファンとしてはそれも嬉しかったです。
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