シンゴマエダ

式日-SHIKI-JITSU-のシンゴマエダのレビュー・感想・評価

式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)
3.6
昔から映画の虚構と現実をテーマにしているのですね。
庵野監督は

あと見ていて構図は良いところがちょくちょくあるのに芸大の卒業制作ぽく見えるのはなぜだろうと思って観てました。

岩井俊二とも青山真治とも違う、とても芸大生ぽさが出るのは何故なのだろう。
(あ、そういえば、映画undoのオマージュが出てきてホクホクしました)

と思って観たんですけど、、、

構図とかやってることが尖ってるのに編集の切り替えが生真面目過ぎて、漫画みたいな切り替えになっているから、という事に落ち着きました。
わかりやすく、動きの切り替え時に構図から構図に切り変わるので、逆に素人感が出るのかなと。

あと、藤谷文子の演技ってふとドキュメンタリーのような物凄い自然さが出るので凄い。
会話の間だったり、力の抜け加減が良いのかなぁ。
なので、長回しのところはとても良い雰囲気でした。