観終わるまで目線をそらせず、観終わった後に首を傾げる映画。
何の先入観も予備知識もなく、ただ窪塚洋介ブランドに惹かれて観賞した。
実際昨今の映画の中ではこれほど窪塚洋介を堪能できる映画はないと思うし、主演を務める事自体もレアだし、窪塚くんファンなら観て損はない。
オールパリでの撮影でカメラの写し方も異質。
最初あまりにも何も起きないので、窪塚くんのプロモーションビデオかと思ったくらいだ。（笑）
コンセプトを調べると
何の変哲もない人生の中にあるリアルで異質な出来事を描いているらしい。
そう言われればまぁそうかもなぁ…とも思うが、ストーリー自体に高評価をつける事はさすがの窪塚洋介ファンでも難しい…。
脚本自体あってないようなもので、かなり実験的な映画だったみたいだから、どう着地するのか作り手側も予想しえなかったんだろうけど、そんなの視聴者側から観たらもっとわけわからんわい！ってツッコミを入れないわけにはいかない。
カメラの写し方がハンディカムみたいで異質なんだけど、そのせいで映画というよりプロモーションビデオに観えてしまった。
その割ストーリーの筋がある程度、しかし中途半端に出来上がってしまっているので、その安定感のない写し方の中にしっかりとした鉄の棒のようなものをぐさっと入れてしまったようで観ていて違和感を凄く感じる。
窪塚くんの英語もツッコミどころあるけど、それでも窪塚くんの演技は個人的には大好き。
ストーリーを気にしないで窪塚洋介を堪能する目的で観れば、大満足になるだろう。
しかしフランスを舞台にした割にはフランスの美しさが全然出てない映画だなぁー！（笑）
これは日本のどっかで撮ってもいいんじゃないかって思うけど、そしたら本当に内容のない窪塚洋介プロモーションビデオになってしまうからまぁオールフランスロケはある意味では成功？というよりそうでもしないと成り立たない映画だと思いました。
窪塚洋介ファンなので評価はオマケして高くしときます…。（笑）
