アリス

用心棒のアリスのレビュー・感想・評価

用心棒(1961年製作の映画)
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初めて観ましたが、面白い!
全編モノクロなのですが白黒を上手く使ってると感じました。

ひとつひとつのカット画面が良い。一番好きなカット場面は、三十郎が櫓に上がって清兵衛と丑寅が向かい合いを見るところ、卯之助が炎をバックに笑うシーンな印象的でした。

音楽も良い。時代劇でありながら軽快な音楽は斬新です。

そして主人公の用心棒役の三船敏郎がかっこいい。姿勢の良い立ち姿が素敵なんです。時折見せる茶目っ気のある表情。これも魅力的。

全編通してシリアルになりがちな話ですがコミカルな場面も多く、緩急あるので観ていて飽きません。

内容としてわかりやすいので、黒澤明入門編と捉えるといいですね。
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