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用心棒のぉゅのレビュー・感想・評価

用心棒(1961年製作の映画)
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2003年 鑑賞
ストーリーの流れはわかった。でもこの人はどういう立場?みたいなのはわからない。 最後の殺陣は凄い!銃も絡めた立ち回りは、尊敬です。

スコアはつけられないと判断したため、スコアは遠慮させていただきます
黒澤作品鑑賞1作目

491



’24.2.1 (木) 24-21-5
NHK BS にて

「隠し砦の三悪人」「椿三十郎」等の黒澤明監督・脚本による、やくざと元締めが対立するさびれた宿場町。そこに1人の浪人者の桑畑三十郎(三船敏郎)がやってくる。「早くこの町を出ていった方がいい」と立ち寄った居酒屋の主に言われた彼は、自分を用心棒として売り込み始める。やがて、男をめぐって、2つの勢力は対立を深めていく時代劇作品。

からっ風が吹きすさぶ中、一人の風来坊の浪人が、桑畑に囲まれた宿場町馬目宿へとやってくる。そこは賭場の元締めである馬目の清兵衛(河津清三郎さん)一家と、清兵衛の弟分で跡目相続に不満を持って独立した丑寅(山茶花究さん)一家との抗争によって荒廃していた。二人はそれぞれ町の有力者である名主の多左衛門(藤原釜足さん)と造酒屋の徳右衛門(志村喬さん)を後ろ盾にして抗争は泥沼化し、町の産業である絹取引きも中断していた。ふらりと立ち寄った居酒屋の権爺(東野英治郎さん)からあらましを聞いた浪人は、酒代の代わりに馬目宿を平穏にしてやるという。浪人は丑寅の子分を挑発して瞬時に三人を斬り倒す。これを見た清兵衛一家は浪人を用心棒として五十両で雇い、祝いの酒席で清兵衛に名前を尋ねられた浪人は窓の外の桑畑を眺め、とっさに桑畑三十郎と名乗る。凄腕の浪人を手に入れた清兵衛は、一気に抗争の決着を付けるとして総力を挙げて攻め入ろうとするが、清兵衛と女房のおりん(山田五十鈴さん)が事が済んだら三十郎を始末する算段をしていたことがばれ、三十郎は土壇場で報酬を突き返して足抜けしてしまう...

・黒澤明監督映画祭 1作目・改編/モノクロ作品
・権爺&三十郎の会話とこの町の状況のあらまし
・三十郎の行動と清兵衛に用心棒として自分を売り込む
・片腕が... 一瞬だけ映り込むのがいいっ!
・町の桑畑を見て “桑畑三十郎”
・清兵衛一家をやめた三十郎と両勢力の争いを俯瞰で見る三十郎
・三十郎の思惑通り両勢力が大金を積んで用心棒として引き抜きが...
・丑寅の腹心亥之吉(加東大介さん)の弟の卯之助(仲代達矢さん)の帰還と彼は相当な切れ者らしい
・三十郎の画策と亥之吉... バカだねぇ...
・放火と造り酒屋が...
・三十郎の画策が... 流石卯之助だ!
・三十郎捕まる...「ここは地獄の一丁目さ」
・三十郎脱出劇がいいっ!三船さんの演技力が光る拷問シーンから脱出まで凄い迫力!「俺はまだ死ねねぇ」
・亥之吉&権爺の会話と亥之吉やっぱり バカだねぇ〜
・権爺が捕まったという知らせと死者の刀と権爺から護身用に渡された包丁
・卯之助の鉄砲と三十郎の包丁
・「頼みがある」「なんだ?」「あぁ... 俺はこれ(鉄砲)を持ってねぇと 裸みてぇだ これを俺に持たせてくれぇ... 」「ああ」「すまねぇ ダメだ... 暗くなってきやがった... 」
・「地獄の入り口で... 待ってるぜ... 」
・三十郎は権爺を縛っていた紐を斬ると... 「あばよ」
・作品全体の風の描写がいいっ!三十郎の立ち振る舞いや生き方、卯之助らの言葉遣い(特に死に際の言葉)が凄くキザで、ハードボイルドを感じた。で、私もメロメロになった一作となった!

491改
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