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いのちの朝のseapony3000のレビュー・感想・評価

いのちの朝(1961年製作の映画)
4.0
偏屈すぎて腹立つウノジューを心から尊敬してアシストする女家族たち。長女の小薗蓉子よりいづみちゃんを溺愛してるのもなんだか気持ち悪いし、「お母さんてよくみると美人なのね」って老いた母に明るく言い放ついづみちゃんのピュアさが鉄壁。モデルのいづみちゃんをどなりつけてしごくウノジュー、健気に必死についていくいづみちゃんとの雨戸プレイ、父と娘のスポ根みたいな関係性…異常だけど爽やかさで強引に包み込む阿部豊。死ぬほど偏屈なのに周りが全員善意で接してくれてほんと幸せだよウノジュー。雨戸シリーズがあるから輝くじゃがいもシリーズ。テーブルに積まれる札束が生々しい。成功のアイデア発信は小薗姉さんですよお父さん。これからは300号でも400号でも描くぞーとか言ってるウノジューに「あんまり大きなこと考えないほうがいいですよ、松沢病院行きになることもあります」って高野由美ママのキツいジョークで一家が湧く。
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