しろくま

ゾディアックのしろくまのレビュー・感想・評価

ゾディアック(2006年製作の映画)
3.9
アメリカでは1960年代ですでに劇場型殺人事件が発生していたことに驚きました。しかもこのゾディアックと名乗っている犯人 とてもエンターテイメント性があり もしかしたら当時ファンもいたのでは?と思ってしまいます。わけのわからない解読不可能な暗号を新聞の1面に載せたり(もちろん新聞社を脅迫するんですよ) 殺人予告をしたり 生放送中のテレビに電話をかけてきたり 一般市民を参加型の観客に見立てて楽しんでいるんですよね😱

でもこの映画は そういうところにポイントを置いているのではなく 警察でも匙を投げてしまうほど 関わった人たちが 職を失ったり アル中になったりするほど 全く捜査が進展しない中 ジェイク・ギレンホール扮する風刺漫画家が最後まで1人で調べ上げ犯人を追い込もうとするんです❗️静かに静かに 何年もかけて…そしてラストは…

というところが見どころだと思います。ジェイク・ギレンホールの静かな でも何かに取り憑かれたように事件を追う姿がまさに狂気とも言える雰囲気で 特に後半はハラハラしました❗️
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