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トータル・リコールのrejocquのネタバレレビュー・内容・結末

トータル・リコール(2012年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

煮えきらねえがフィリップKディックのお決まりの世界観はちゃんとかっこよく作られててよかった。
最初のベランダからコロニーの風景を覗き込むシーンのライト設定が合ってなくて合成感がすごかったwあそこキメとかないとだめでしょww
全体のカラー設定もバラバラ感があったので、カラリストがあまり良くなかったのかも〜

煮えきらねえ映画によく出るコリン・ファレル。損な人だなあ。

あ、ウォルターだぁと思ってずっと見てしまったのは申し訳ないが、悪くてムカつくヤツさせたらほんといい顔しますね。
なんで都合よく前線に出てきて肉弾戦するのかよく分かんないし、めっちゃ諜報員大事にするやん。

SF世界観設定、勢力設定、記憶ID喪失、現実か非現実か、情報処理重めの要素が多くてそれらをまとめなきゃいけないことに気をとられて他が疎かになった脚本だったので、魅力が中途半端になっちゃったのかも。


フォールが壊れたからと言ってロボたちが全員停止するわけじゃないんじゃないの?むしろロボたちの統率が取れなくなってターミネーター状態になるのでは…?

鬼嫁は、一緒に爆発エンドで良かったと思うよ。余計やな最後の。
夢なのか夢じゃないのかどうかっていう揺さぶりは特に必要なかった。

シュワちゃん版が大好きなので、余計なリメイクだわと思ってたけどマジで要らなかったな。今ある技術だからこそフィリップKディックの世界観を体験できるのでは!!?!?!っていう試みだろうけどまあまあ活かしきれてなくてもったいない感じだった。

ちょっと繊細な工夫や気配りが足らない感じ。
あと、コメディシーンも寒い。残念。
夢で見た傷が絆の印っていうのはロマンチックだったけど、一回だけで良かったです。マジで最後の鬼嫁ファイトのおかげで全部台無しに。
蛇足とはこの事。
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