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俺たちに明日はないの海のレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
3.6
アメリカン・ニューシネマのパイオニア作品。当時では考えられないほどの新しい手法で映画界に衝撃を与えたらしい。
刹那的に生きる若者って言うと、正直真面目に生きてきた人間からするとあんまりピンと来ない。特に現代では。序盤から疑問符の連続、というか理解できない価値観の連続だったけど、ラストシーンは凄かった。時代背景を調べて見ると、なるほど当時はそうだったのか、と今じゃ考えられない気づきを得られるからアメリカン・ニューシネマは好きだ。明るいBGMからは考えられない絶望が薄く広くどこまでも続いている。
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