ユウユウ

俺たちに明日はないのユウユウのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
3.7
アメリカンニューシネマの先駆けとなったこの作品、よく目にするタイトルだったが、これまで見る機会がなく。Netflixで発見したので、満を持して鑑賞。

予備知識ゼロで観たが、最初の印象はタイトルに反して意外にトーンが軽い映画だなということ。強盗を繰り返すボニーとクライドが逃走する際には必ず愉快なカントリーミュージックが流れるし、前半は緊迫感もあまりなく、結構ゆるい雰囲気。

が、後半は緊迫感が高まり、かの有名なラストシーンにはしっかり打ちひしがれる。あまりに突然のラストに同じシーンを何度か見返してしまった。
50年以上前の映画だが、当時衝撃を与えたといわれるエッセンスは作品の随所に感じられたし、CGなど最先端の撮影技術が発達した今でも、まだまだ色あせない名作だと思った。
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