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ドリヴンのDのレビュー・感想・評価

ドリヴン(2001年製作の映画)
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ジョセフ・コシンスキー× ブラッド・ピットの「F1」でも同様のストーリー構成となっているようで、かつてのトップレーサーと新進気鋭の若手ドライバーとの共闘。

本作では、監督R・ハーリン、主演・共同脚本スタローンにより、アイルトン・セナに捧げるために書き下ろした作品。

なお、F1ではなくアメリカのCARTシリーズという舞台設定となっている。

出演者には、ティル・シュヴァイガー、バート・レイノルズ、ジーナ・ガーション、キップ・パルデュー、エステラ・ウォーレンらが揃って、切磋琢磨によるそれぞれが遠慮のしない主張の強い実力派が揃った。

本作の見所は、極限のスピードを競う死と隣合わせのモータースポーツに命を懸ける男たちのカーレースの世界をスリリングに描写。

そのスピードは、最高時速400kmに到達する極限状態。死の恐怖を乗り切るために、強靭な精神と肉体は、類稀な集中力を生み出す、レース場面のスピード感は大いに堪能できる。

世界中のサーキット毎に見せ場があり、テンポよく場面転換が運ばれるし、レースにつきものである、ド派手なクラッシュシーンなども大迫力の映像がてんこ盛り。

また、真面目なスポーツレースにおいて、夜の街をフォーミュラーカーにより300 km超で爆走するといった、色恋による不安定な行動は、レーサーならではの賜で、これもまたスリリングで珍しい描写がみられるのも特徴的。
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