RYO

リード・マイ・リップスのRYOのレビュー・感想・評価

リード・マイ・リップス(2001年製作の映画)
3.0
フレンチノワールものの気持ちで見たら思ってたよりハードボイルドで、運命共同体に成らざるを得なかったというよりお互い選んでその道に突き進んでる感じが、ハッピーすぎて良かった。いくらでも派手にできる脚本が、淡々と静かに進む日常感で演出されてるの渋すぎる。

人の会話を盗み読む心理を視覚化したような…、ピンホールから覗き込んでいるような撮影方法で唇や指先、彼のシャツを纏う姿などなどを映していくのがフェティシズム擽られまくります。とにかく色っぽい画が印象的でした。それに加えて音の表現(補聴器をつけたり外したり、音を手掛かりに物語が展開したり)も合ってご馳走様でした!

日本の予告編が桃井香織にナレ読ませてるんだけど本編よりよっぽどエッチです。(予告編を見るリンクから見てほしい)

主人公の女性が障害者ハンデを隠して働いてて、シンプルに女性秘書っていう点で差別されながらもサバイブしてるっていう結構マッチョなところも良かったし、コピー機殴りそうになりながら仕事してるヴァンサンカッセルもかっこよかったよ。とにかく2人とも頭良くて、そこが良かった。保護司の老夫婦のくだりはもう少し紐解きたい。