三樹夫

ゴジラVSスペースゴジラの三樹夫のレビュー・感想・評価

ゴジラVSスペースゴジラ(1994年製作の映画)
2.9
ついに三枝未希に彼氏ができる。そのためのショートカットなのか。彼女もピラミッドパワーの中で座禅組んでサイキックエナジーばっか高めてるわけにもいかないし。ただこの彼氏がいけすかねぇ野郎で、本多猪四郎作品だったら怪獣に殺されてるような奴だ。ちなみに本多猪四郎作品はホラー映画でいちゃつくカップルが殺されるの走りみたいなもん。フランケンシュタイン対地底怪獣だとゴーゴー踊ってる調子こいた若者は必ずバラゴンに襲われている。
ちなみにこの映画の大惨事の元凶はモスラだ。

この映画はとにかくモゲラ(Mobile Operation Godzilla Expert Robot Aero-type )。ダサかっこいい。この映画の魅力はモゲラだと言いきる。川北紘一特技監督は光線撃つか喉元に噛みつくかなんだがモゲラも当然やっている。ドリルアタックというどう考えてもリーチ短いよって攻撃してる。何だかんだいって川北特監の光学合成好きだわ。カッコいいし。

この映画面白いかと訊かれれば私は閉口するしかない。柄本明(の演じるキャラ)がそれをよく表してると思う。ここぞという場面で、ライターのオイル切れたから入れといてくれとかハリウッドの表面だけなぞったような恥ずかしいセリフ言っちゃってる。平成シリーズはこういったハリウッドもどきがかなりキツい。
三樹夫

三樹夫