僕が子供の頃見たゴジラ映画の中で最も印象に残っている作品。
平成ゴジラシリーズの中でも特に子供向けな描写が多めで、それ故に批判もされている印象がありますが、子供時代の僕にとってはこれが逆にいい方向に作用したようです。
とにかく思い出に強く残っていたのはスペースゴジラ。初戦でゴジラを圧倒したときの絶望感は今でも鮮明に覚えています。他作品の怪獣と比べても、戦闘力上位に位置するであろう強敵。
そしてモゲラ。「メカゴジラと比べるとダサいじゃん」とか言われそうですが、あのダサカッコいいとことが良い！デビュー戦でスペゴジにボコボコにされ、そのデザインとも相まって早々に頼りなさを露呈させてしまいますが、ラストバトルでは満身創痍になりながらもスペゴジの弱点部位を破壊する大活躍。弱いながらも奮戦する様が逆に気持ちいい。応援したくなっちゃう。同僚を殺されたことでゴジラを憎んでいた男が、スペースゴジラという共通の敵を前に、モゲラに乗ってゴジラと共闘するという展開も熱い。
ドラマ部分については、恋愛要素、超能力要素、マフィア絡みのアクションパートと、詰め込み過ぎてどれも中途半端感が否めないものの、ラストバトルはシリーズ屈指の出来だと思ってます。
