Carol

私の殺した男のCarolのネタバレレビュー・内容・結末

私の殺した男(1932年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

Phillips Holmes目当てで鑑賞

観てるだけで辛くなる重い話。

フランス兵のPaulは戦場に送られ、そこで殺したドイツ兵Walter Holderlinが死ぬ直前に見せた彼の目が忘れられず、彼が生前住んでいた場所を訪ねる。
そこで彼の婚約者と両親に出会う。パリから来たと言うだけで敵対視されるが、Walterを知ってると言うと彼についての話を嬉しそうに迫らたので、生前仲が良かったなどとでっち上げ、本当の事を言えずにいた。
やがて彼の婚約者のElsaと親しい関係になるが、事実を告げられずにいたPaulは罪悪感に苛まれこの街を出る事に。立つ前、ElsaがWalterからの手紙をPaulに読み上げている時、戦場でWalterの近くにあった手紙を読んだ事がありその続きを知っていたPaulは声に出してしまい、Elsaに事実を告げる。その勢いで彼の両親にも話そうとするが、息子を2度も失って欲しく無いというElsaの気持ちから、Elsaはお義母さんにPaulがここに留まる(=結婚する)と伝え、それを聴いたお義父さんはWalterのバイオリンをPaulに渡す。

伝えられない複雑な思いと、一生残るであろう苦しさ。

Elsaの義理の両親への心遣いは良いけれど、事実を隠したまま住み続けるって辛くない?

バイオリンとピアノでの演奏で涙が溢れて止まらなかった😭

第一次世界大戦の後、この様な素晴らしい反戦映画が多く作られたのにも関わらず、繰り返すのは何故なんだ…

22 03 8/16 (2)
2022 35/? (?)
Number 376
Carol

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