Gierck

私の殺した男のGierckのレビュー・感想・評価

私の殺した男(1932年製作の映画)
4.8
エルンスト・ルビッチ監督、ヴィクター・ミルナー撮影。
ルビッチでは珍しくコメディ色の薄いシリアスな題材ではあるが、どこから見てもルビッチ映画であり、ドアが開く度に事件が起こる仕掛けや、秘密を打ち明けられない人物などは相変わらずである。
ライオネル・バリモアやルイス・カーターの老夫婦も味わい深いが、息子の墓の前で佇むルイス・カーターの手をジッと捉えたショットなど、繊細なショットが幾つも見られる。
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