たおぱお

回路のたおぱおのレビュー・感想・評価

回路(2000年製作の映画)
1.5
く、癖が強い!

初めての黒沢清監督作品でしたが…うーーーーん、この世界観、私にははまれませんでした。

細かいエピソードをもう少し自然に、丁寧に繋げて欲しかったです。
シーンシーンがぶつ切りのこま切れ。唐突な場面展開、説明なしにぐんぐん進むわりに、途中でいきなり現れた登場人物が長台詞で一気に設定を説明。
それは禁じ手じゃない?
ぽかーーーーん。です。

友人に誘われてオンラインで同時鑑賞しましたが、一緒じゃなかったら途中リタイアしたかも…。

かなり怖いらしい…の触れ込みも…私が思う恐怖とは少しズレていたなぁ。
あと、音が邪魔。
最初からガンガン不気味な音をあててくるんですが、うるさくて作品に集中できない。
それがこの時代のJホラーなのかもしれませんが…。
あ、でも途中のASMR、あそこは良かった‼️

時代なのかなぁぁぁ。
もう20年前の作品ですからね、当時にこの作品を観たらもっと違った感想を持てたのかもしれません。

謎だからこそ、わからないからこその恐怖とか緊張感みたいなものを突き詰めていくとこういう作りになるのかもしれませんが…。

チュッパチャプスのグレープを美味しく舐めてたのに良いところで急に取り上げられて、いちごミルク味を無理やり口に突っ込まれたような気分になると言うか…。

寸止めの美学なんでしょうか?

えっ?てタイミングで『次いってみよー』ってなるのが地味にイライラw
観る側の柔軟性や適応力を試してくるような映画に思えましたね。

そういうのが好きな人にははまるんだろうなぁ。

着想とかは面白かったと思うんです。もう少し違う編集で観たかったなぁ…。というわけで、ごめんなさい評価低めです。
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