リトルブラザー

回路のリトルブラザーのネタバレレビュー・内容・結末

回路(2000年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

黒沢清の演出の上手さは堪能できた。雰囲気は怖いのだが怪異自体はあまり怖いと思えず。スティーブン・キングの小説を読んだ時も同じ感覚だったのでモダンホラーとの相性が良くないんだろうな。同監督の「CURE」の方が怖かった。
ここまでケチ付けといてアレだが、ホラー映画って聞くと身構えて見てしまうので良くない。ホラー要素は肩透かしでもストーリーが普通に良かった。死んでも孤独なんじゃないかという不安、死者の霊魂の容量が足りなくて現世に溢れ出すというアイデアは面白いし、主人公のアホなチャラ男が良い味出してる。
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