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吸血鬼のTAのレビュー・感想・評価

吸血鬼(1932年製作の映画)
5.0
出てくる人たちが皆何をしてるのか、よくわからない。何を思ってるのかはもっとわからない。なので心理を介さずに、光や音の表現、顔(表情)に、直接出会うようで印象が強い。話も全然わからないけど、それは個々のイメージ具象性と対のようで上品。ラストのあの粉は何?と、謎を面白がっていると、更に謎のカットバックがあって、良い。しかし映画として楽しいだけで、引き受けるものが分からない。死体が見ているとすることで、私たちはその空をより美しく見る。
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