蝋燭の灯火と夜の闇のコントラスト。
目まぐるしいパン。影こそが実体なのではと錯覚させるほど素晴らしい陰影。あまりにも幻想的で、現実と虚構、昼夜の判別が難しい。棺桶の中の視点からのカットがなんとも新鮮…
カール・テオドア・ドライヤーによる吸血鬼映画。正直、内容は抽象的すぎてよく分からなかったけど、光と影の演出や幽体離脱の効果など映像面の方でかなり楽しめた。また、一般的な吸血鬼像と若干違っている部分も…
>>続きを読む本当にゾッとする。とっても素敵な映像。
自分が死んで棺桶に入った夢の時のライてキングが本当に怖い。
あまりセリフはなく、きっとトーキーでなくても感動する映画として完成された作品だと思います。映像だけ…
永年観たかったドライヤーの吸血鬼ということで期待大だったが、映像やショットは結構良かったし、棺桶の視点からの見上げる感じのショットは「悪は存在しない」のオープニングを思い出しゾクゾクしたのだけど、脚…
>>続きを読むドライヤーの映画は「劇」的なイメージがなんとなくあるけど、そのような点で今作は異色作に感じた。物語よりも映像が前面に出ていて、演出を魅せる、もっと言えば監督が撮りたいものを撮ってきたものを魅せること…
>>続きを読む1930年時点でこれだけのクオリティを出せることに目覚ましさを覚えます。音による恐怖感の演出、細やかなカットによる役者の表情の分かりやすさなど。現代のホラーでは見かけない演出や表現もあり、ここには新…
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