長くした髪の毛と髭をして、バイクに乗って旅たつ二人の青年。「マディーグラ」という所に向かう途中の様々な人との出逢い。広大な大自然の中に風を突き切って走る青年たち。映画はずっと「自由」を登場させる。しかし、私はこの映画を観ながら「世間は許してくれない」というキーワードを思い出した。主人公と若者たち（ヒッピー）は慣習から脱し、自由な人生を追い求めて生きていく。 それに対して、一般の人々は（既成世代の）定型化された人生を追求する。若者に対して侮辱的な言葉を躊躇せず集団暴行を加える。最後の結末は本当に衝撃的だった。主人公は金と自由を受け取ったが、失敗した。この映画を一言で表現するとしたら、私はこのキーワードで言う。
