このレビューはネタバレを含みます
アメリカンニューシネマの代表作。
60年代後半のアメリカを感じられるヒッピーとバイクとドラッグのロードムービー。
ドラッグの売買で大金を手に入れた2人はヒッピー差別を受けながらもバイクでニューオーリンズの謝肉祭を目指す
Born to Be Wildのオープニングがとにかくかっこいい。ピーターフォンダとデニスホッパーとハーレーとアメリカの景色と音楽がMVのようでかっこいい。
そしてジャック・ニコルソンの存在感がハンパない。酒飲む時の「にっ!にっ!」が面白い
そして名言「個人の自由についてはいくらでも話すのに、自由な奴を見るのが怖いんだ。」は深い
自由とは何か?行きたいところにバイクで行って女とドラッグをすることなのか?最後の薬でキマっている描写は怖くて気持ち悪かった。
そして自由を求めた3人の末路がひどい…迷惑かけているわけではないのに、ジャック・ニコルソンは夜に叩き殺され、主役の2人も銃で撃ち殺される後味の悪い衝撃のラスト!
ストーリー的には決して面白いわけでもなく、ドラッグや理不尽な差別など共感できないことも多いけど、オープニングとジャック・ニコルソンとラストは定期的に見たくなる