《ピーターフォンダの充電させてもらえませんか？》
表向きは、若者2人が自由を目指して、アメリカをバイクで横断するロードムービー。
誰もが一度は耳にしたことがあるであろう
♪Born to be wild
の音楽を流しながらバイクでツーリングする姿は男なら一度は憧れてみたものだと思います。笑
しかし、「アメリカンニューシネマ」の代表作として名が通ってる通り、
当時のアメリカの世相をかなり反映している映画であります。
本作が公開されたのが1969年。
私も当時のアメリカの時代背景について細かく知っているわけではないのですが、ベトナム戦争の疲弊により若者たちの反戦デモが続き、ヒッピー文化が形成された時代だと聞きます。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にてヒッピーが登場してましたが、
『ワンハリ』の世界はまさにこの時代。
実際にも、マインドコントロールされていたと言われるヒッピーが起こしたシャロンテート殺害事件は、
本作、『イージーライダー』の全米公開数週間後に起こってしまう悲劇となっています。
私も本作を見る前は気軽に見れるロードムービーでも見ようと思いこみながら見てみたら思った以上にメッセージ性が強いことに驚きました。
ピーターフォンダもデニスホッパーも非常に画になる俳優ではありますが、
やはり満を持して登場する、ジャックニコルソン！
若くてイケメン。だけどやっぱりどこか狂気じみたような雰囲気を醸し出す空気は今も昔も変わりませんね笑
