いわけん

ガス人間第1号のいわけんのレビュー・感想・評価

ガス人間第1号(1960年製作の映画)
3.5
本多猪四郎に特撮円谷英二。初期ゴジラもだが、怪獣や怪異なるもののお話しがおっさんの観賞に耐えられるどころかじっくり観させられるのは、子供騙しをせず登場人物をキチッと描いているからに違いない。ガス人間となった男の歪んだ愛情による殺戮。まあ殺さんでもやりようあったんじゃないかとは思うけど。
そんな歪んだ愛情を向けられた八千草薫のべっぴんなこと。当時27くらいだろうか。60年前の作品だが普遍的な美しさである。取調室での横顔のバランスの良さと言ったら。老人と子供のポルカのじいちゃんも出てる。やめてけれの印象があったがちゃんと演技してて驚き。