「子供型ロボット」と「それを買った夫婦」の戸惑いつつも愛情が芽生えるハートフル映画…
と思いきや、映画の3分の1あたりで捨てられ、母親の愛を求めて「男性セクサロイド」との逃避行が始まる。
「人間になりたかった少年ロボット」の「切ない一代抒情詩」のような大ボリュームの映画。
前半の、夫婦と子供ロボットが戸惑いつつも心を通わせていく過程が、ハートフルなはずなのにBGMや画調によって冷たく不穏な空気をだしているのが上手かった。
男性セクサロイドというものを創作物で初めて見たので新鮮だった。
このイカしたロボットとちっちゃいロボットのコンビが萌えでしたね。
オスメント君のロボット演技、張り付いた笑顔、突然爆笑したり、ほうれん草食いすぎる不気味さ。本当よかった。
ロボットのスクラップショーのおぞましさもこれでもかと残忍でよかった。
ロボットって切ない。
まさか最終的にすさまじい月日がたって○○人が出てくるとは。
壮大すぎる映画だった。