工藤蘭丸

A.I.の工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

A.I.(2001年製作の映画)
3.8
2001年公開のスピルバーグ監督の近未来SFだけど、私は当時は全く映画を観ていなかった時期だったので、今回が初見でした。

私は2001年から5年間ぐらいは、1本の映画も観ていなかったんだけど、WOWOWオンデマンドではちょうどその時期のスピルバーグ作品が3本配信されているようなので、せっかくだからこの機会に観てみようかと思っています。

本作は、もう20年以上も前の作品ということになるんだけど、今観てもそれほど古さを感じさせないし、なかなか良くできた話でしたね。

『シックスセンス』などでもお馴染みの名子役ハーレイ君も可愛らしかったし、後の『テッド』のアイディアにもなったんじゃないかと思われるテディベアも最高で、途中まではかなり面白く観れていたんだけど、結末はちょっと酷すぎたかな。2000年後の話とはいえ、あそこまで行くとSFというよりも単なるファンタジーで、俄然突っ込みどころだらけになって、ちょっと白けちゃいました。

中には、このラストが良かったという人もいるようだけど、そもそもあまり両親との間に良い思い出のなかった私にとっては、こういう臭い話はいかにも嘘っぽくて苦手ですね。(^^;