「過去を変えるなんて神様のする事で人間がする事ではない」vs 「辛い境遇を運命と諦めて受け入れずに手を尽くす」
前者も作中で言及がありますが、
後者を濃く描いているのが本作。
構成は無駄がなく、タイムリープもオムニバス的に度々繰り返すのでルールが理解しやすい。海外の作品にしてはかなり説明が丁寧だとと思います。記憶力さえ良ければ万人にわかりやすい作りだと思います。伏線回収も抜け目ないし。
ただ、すこし自己中じゃないかなー。
自分と愛する人たちは良い結末を得られたわけですが、”バタフライエフェクト”なので、描かれていないどこかしらに悪い影響が生まれているに違いない、と思ってしまう。
ただし、主人公たちが置かれている境遇は本当に最悪なので、どうか救われてほしいと願ってしまいます。社会的弱者への鼓舞としては良いのかも、と思ったけれど、運命を変えるために暴力的な描写を入れるのはどうかなと。。(多すぎ)
こういう描写を選ぶことで、
作品としてはエッジが立つわけだし
色々うるさく言ってしまうとエンタメ作品なんて通り一辺倒になってしまうとわかってはいるけど、個人的には少し苦手。。2回目見ようとは、思わないなあ。。
出会わない方が幸せにできた のは
おしゃれな終わり方ですね。
タイムリープものでは、
アバウトタイムに一票です。
