ゲッシー

バタフライ・エフェクトのゲッシーのレビュー・感想・評価

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
4.4
ラストの余韻!この映画のおかげでセンチュリー21が米国企業なのを知れた…。
ネットでの評価が高くずっと気になっていた作品。しかし、配信がゼロ。近所のレンタルDVD店が潰れる。もう1店舗あるけどそこには何故か置いてない。中々ありつけず…。外出先で立ち寄ったゲオで発見したので借りてきた!DVDには2つの別エンディングが監督2人のコメント付きで収録されていた。”Stalker Ending“はアリかな。それと別の超バッドエンディングはしんどいね。他にも、当時のTVスポットなどサブスク配信では得られないであろう特典一杯(全部YouTubeに上がってたけど)。
壮大なテーマの割には2時間以内に収まっていて観やすい。最初置いてけぼり喰らってから、ドンドン引き込まれていく感じがたまらなかった。全体に漂う厭世的な切なさが印象に残った。
タイムリープ物という事で、謎だらけの序盤は伏線だと思いながら観てたが、それでも回収の度に「ここかぁ!そゆことかぁ!」と驚かされた。
アシュトン・カッチャーがイケメンすぎて惚れた。今まで観てきた映画の中でもトップクラスの惚れ。
人生って些細な出来事の積み重なりなんだなぁ…と、真人間になったトミーを見て考えさせられた。
社交クラブってアメリカの作品でよく聞くけど結局何!?と思って調べた。
家をそのまま模したポスト(爆弾入れられたヤツ)が可愛い。向こうではポストを家のミニチュアにする文化があるのかな?
親子に向かって全力で「来るなあああ」って叫ぶのが正解だったんじゃないかなぁ。
日記なんてアイテムがタイムリープのトリガーだと、場合によってはそれが存在しない世界に行っちゃわない?という読みは的中した…。

監督・脚本の両方を2人でやってるエリック・ブレスとJ・マッキー・グラバーが、この作品以外ロクに手がけた物が無いというのがまた不思議。デッドコースターとデッドサーキットの脚本やってたらしいが。ファイナル・デスティネーションシリーズも久々に観返したいな。エリック・ブレスの活動開始が1997年とWikipediaにあり、DVD(2005年発売)の特典のキャスト紹介では2人とも気鋭の新星みたいな扱いを受けていた。って事は彼らはまだ40代半ばくらいかも、傑作をドカンと世に放つ余地は大いにありなのでは!?
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