切なすぎる。
この映画を観る前日に復縁をせがんだ元カノに断られただけに、主人公の気持ちはホントに共感できた。
もしあのとき〜していれば人生は大きく変わった、という幻想は、人を苦しませ、追い込み、絶望へと導く。
アイデンティティを確立できていない子供にとって親の言うことは絶対で、自分が何者かわからないまま大人になっていく。
そうならないために、親がすべきこと。それは自分の息子や娘が何者であるかを自覚させ、自分の子供たちが好きなこと、得意なことを全力で応援すること、それに尽きるのではないだろうか。そして、それが親の務めだと私は心の底から信じている。
過去を受け入れ、現実と向き合う。それを素直に受け入れるには、毎日の1時間、1分、1秒を全力で生きていくしかないのかもしれない。