ヤヒト

バタフライ・エフェクトのヤヒトのレビュー・感想・評価

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
3.8
【 最前の結末を求めて 】
ずっと返却待ち状態でしたが、ようやくレンタル。楽しみにしていた作品。

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あらすじ…
主人公エヴァンは幼少期、急に記憶が飛んでしまうことが多々あった。
検査をしても何も悪い所は見当たらない。
取り急ぎ精神科医から日記をつけることを勧められる。

だが年月が経ち大学生になったころには、その傾向はなくなっていた。
そんなある日、彼はふと昔を日記を眺めていると、突然文字が揺れだし、視界も震え始め出す。
気がつくと日記の内容にタイムリープしていた。そしてその場面は、ちょうど記憶が飛んで歯抜けになっていた部分だった…。

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タイムリープ物たったんですね。
主人公は試行錯誤して苦しみますが、後半から歯抜けの部分が埋まっていく流れは気持ちいいです。緩急のある演出も迫力あり。

ただ、全員が幸せな結末は簡単には得られないものです。
主人公、かなり苦労します。我々にとってはそこが見応えではありますが…。
刑務所のシーンは「いけー!」って心の声が出るほど。

そして苦労の末、行き着いた答えは切ない。😭


現実でも選択を迫られることは日々あります。
「アバウト・タイム」を観たときも思いましたが、物事がパーフェクトに進むなんて稀。
失敗は恥じゃない。
割り切って、その日その瞬間を満喫する、ゆとりをもって生きることも大事だと。

だからこそ、その決断が後から最前だったと思えた、又は言い切れる時はとっても素晴らしいことですね!٩( ᐛ )و
ヤヒト

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