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旅立ちの時のdrinkvaのレビュー・感想・評価

旅立ちの時(1988年製作の映画)
3.5
本当にrunning on emptyだった。どうしてこんなに複数の別れを受け入れないといけないんだろう。あまりにも切ないリヴァーの泣き顔... ホキアンしかり、この兄弟は作品と人生がシンクロしすぎだと思う。切ない。あと、社会を掻い潜る者としての生き様に「存在のない子供達」のことを思い出した。

シドニー・ルメットといえば十二人の怒れる男、狼たちの午後など。深刻な事件の中で生まれる人間模様を描く得意な監督さんらしい。

wikiより
主人公の両親のモデルは、1970年代に政府ビルの爆破などのテロ行為を行った過激左翼グループ「ウェザーアンダーグラウンド」の指導者ビル・エアーズと妻のバーナディン・ドーンとされる。2008年、この左翼テロリスト夫婦はバラク・オバマと大変親しい関係が過去より続いていたと報道された。(大統領選挙の際に対立候補らからネガティブ・キャンペーンとして利用された)

[weather man]
組織名はボブ・ディランの曲「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」の若者文化のスローガンとなった一節「You don't need a weather man to know which way the wind blows(風向きを知るのに予報官は要らない)」から付けられた。メンバーは裕福な家庭出身の数十人の学生で現在では社会復帰している。

アメリカ最大だった反体制組織SDS(民主的社会を求める学生)を飛び出した極左学生グループによって結成され、1969年にテロ活動を開始。1970年に堂々とテロを行うと公表し国会議事堂、刑務所、マスコミ、大企業などといった体制側に爆弾を仕掛け数多くの爆破事件を引き起こした。1975年のベトナム戦争終結時に組織が崩壊。メンバーは他の組織に移るか自ら逮捕された。

『ランナウェイ/逃亡者』 - 2012年のロバート・レッドフォード監督・主演によるアメリカ映画。ウェザーマンを描いたフィクション。ニール・ゴードンによる2003年の小説『The Company You Keep』の映画化作品。
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