炭鉱の閉山で失業したカスリネンが南に向かうも強盗に全財産を奪われる。そんな時イルメリという子持ち女と出会う。
アキ・カウリスマキ監督作らしい作品でした。失業、強盗に会いぼろぼろになる、どん底で出会う女など。
悪い人間じゃないのにとことん運が悪いのですが、悲壮感を出さないのが監督らしいですね。しかし、ちゃんと刑期を勤めた方がいいのになと思いました。脱獄して罪を重ねてしまうのが、勿体無いですよね。
ミッコネンがいい味を出していました。
出会いから、差し入れのケーキの場面や脱獄、車の幌の場面など。←車屋が修理していた?
なんやかや、悪い事をする人間を太らせることしかできていない主人公に哀れを感じました。