真夜中の虹の作品情報・感想・評価

「真夜中の虹」に投稿された感想・評価

炭鉱の閉山により職を失い、北の地から南へ向かった男の絶望と希望をカウリスマキが描く労働者3部作のひとつ。

父に貰ったキャデラックを走らせるカスリネン。しかしコンバーチブルの幌が閉まらず、雪の中を寒さ堪えて運転。

立寄ったドライブインで有り金全部奪われる。職も見つからず車を手放す。煙草を買う金もなく、誰かの吸殻に火を点けようとするがライターのオイルがない。

金を奪った強盗を見つけ、襲い掛かるが逮捕され刑務所へ…。

カウリスマキ作品の主人公はとことんついてない。踏んだり蹴ったりでドン底まで転がり落ちる。

親の自殺、失業、愛、逮捕、脱獄、結婚、強盗、逃亡という盛り沢山の展開を74分で繰り広げているのにテンポは丁度いい。

カウリスマキ作品の常連で、ジャームッシュの「ナイト・オン・ザ・プラネット」にも出演したマッティ・ペロンパーが登場すると「出た出た!」と思わずニヤリ。

収監され同部屋となった相棒と脱獄する場面は「ダウン・バイ・ロー」を思い出し、「Over The Rainbow」が流れるラストの船出は「パーマネント・バケーション」を思い出した。なんだろう…似ていないようで、どこか重なるものがある。

犯した罪を思えばハッピーエンドなんて言えないが、暗闇に射し込む一筋の光はあってほしい。明けない夜はない。止まない雨はない。

人生、雨のち晴れ、時々、虹。
Kt

Ktの感想・評価

4.0
マッティペロンパーが出てきた瞬間の、キタキタ!感がたまらない、ぬるっと脱獄する感じもたまらん

邦題のセンスが100点満点、パラダイスの夕暮れに並ぶ、

人生とは思いがけないことが起こるものだ

オープンカーの幌が自動で閉まることに、相棒が死ぬタイミングで漸く気付くように
NATSUKOTAN

NATSUKOTANの感想・評価

3.6
ついてないことの連続で全体的に悲しげモード。
ジュディ鑑賞後、オズを鑑賞前につきover the rainbowが素直に響かない辛さね。
ミー

ミーの感想・評価

4.0
無駄がなくていちいちかっこいい
愛想の無い少年もかっこいい
やっぱり色味のセンス抜群
yadakor

yadakorの感想・評価

3.0
親が自殺、金は盗まれた、仕事のない男が犯罪しまくる話
フィンランドは普段、模範的な社会保障を世界から褒められているのだから、きっとこの男が全部悪いに違いない
諭様

諭様の感想・評価

-
短編集がストーリーになっているような不思議な映画だった。物語るための説明のシーンは無いと言ってもいいと思う。
子供が銃持ってコーヒー飲ませてあげるシーンが好き。
BON

BONの感想・評価

4.2
静寂と理不尽さを押し出した大好きなカウリスマキワールドだけど、ラストの犯罪犯してる時に虹の彼方という超絶ロマンチックな曲が流れるギャップに鳥肌が立つ程痺れる…そのあと曲聴きながらエンドロール…気持ちよすぎる終わり方
Okuraman

Okuramanの感想・評価

4.0
主人公がニック・ケイブにコリン・ファレルを少し足した感じでかっこよかった。
パック

パックの感想・評価

3.8
ごろごろ転がる大きな石と工場地帯が広がる入江がまるで浜辺のように、、いや、浜辺よりも幸せそうに見える。

アキカウリスマキのこーゆー描写ほんとに好き
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