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武蔵野夫人のJMのレビュー・感想・評価

武蔵野夫人(1951年製作の映画)
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溝口の戦後日本への眼差しが鮮烈で力強い。これは原作のものか?溝口のものか?にしてもパワフルである。
溝口の女の捉え方、そしてそこから宗教性を帯びる様がよく見える。
溝口の女はカラダに汚されていると同時に、タマシイに純潔さをもつ。

それにしても、溝口は現代劇になると、カット割りが細かくなる。おそらく、ミザンセーヌの問題と、建物ふくめた空間の問題、あとはシナリオの歴史性に関わってくるのではないかとおもう。
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