うめ

誘惑のうめのレビュー・感想・評価

誘惑(1957年製作の映画)
4.3
過去に心残りのある銀座の洋品店を営む寡の男
芸術にかぶれた一人娘
集う芸術家仲間
洋品店の従業員
店の二階を画廊にすることが思わぬ波乱を巻き起こす


大量にAmazonで無料配信終了になる昔の邦画の中で
本当は他の作品を見る予定だったのだけど…
TLである方のレビューを見かけてピンと来ちゃったんですよ
これは面白そうって
その勘は間違ってなかった
これは無茶苦茶に面白い!!
今でも通用するウィットに富んだ本音と建前
それぞれが呟く心の声が良い
何度も爆笑しちゃいました♪
しかし
そんな楽しさだけじゃないんですよ
終盤でわかるタイトルの意味
いや〜
なんかちょっと涙が出ちゃいました
それくらいに沁みますわ〜
出てくる女性陣の美しさも特筆モノ
その中でも芦川いづみさんの神々しさたるや
ありがたや〜ありがたや〜
「可愛すぎるだろ」
思わず声に出ちゃう
美しくて
いじらしくて
品があって
とにかく最高です

オープニングとエンディングの古びぬシャレオツ感
口笛を吹きたくなるような気の利いた台詞
本気で傑作だと思う
もっと知られて欲しいものです!
うめ

うめ