平日なのに映画館満員。館内がもあっと暑く、隣のオッサンが終始団扇でパタパタしていたが、完全に素晴らしき“夢の世界”にいたので全く気にならず。
昔観た時は、よく出来た脚本だから誰が撮っても同じ、というバチ当たりなことを思っていたが、(当たり前だが)ルビッチの演出手腕に舌を巻く。
扉、階段、影、鏡、時計とあの手この手で“スクリュー”し“ツイスト”しリズムに乗らせる。めんどくさいので一言でいうが最高なのだ。
だからもしもタイム・マシンがあったら、あのくそ生意気な、知った被って実はなんにも知らない、カロルコ・ピクチャーズだけ夢中になっていた馬鹿野郎な自分をぶん殴りたい。
大傑作。
@シネマヴェーラ渋谷(5/8/2015)35mm *再鑑賞