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ピナ・バウシュ 夢の教室のminakoanzaiのレビュー・感想・評価

ピナ・バウシュ 夢の教室(2010年製作の映画)
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この振り付けには、一体どんな意味があるんだろ?なにを感じ取ればいいんだろう…。自分だけ分からないんじゃないか。

右や左を気にしてしまう中、出演者たちも訳の分からないまま踊っていることにほっとするところから始まる。

そんな中の最後のワンシーン
抱き合うふたり。
踊りに対する真っ直ぐな姿勢から生まれてくるのだろうか、うっとりするような熱が、発散されているのを感じる。

そこには男女の垣根を超えたイノセントな何かがあった。
踊りに対して真摯であるからこそ、互いに求め合う男女特有の美しさがゆらゆらと伝わってくる。
ああ、知ってるよ、その感覚。そう思って涙ぐんだ。ピナが求めているものが何かは分からないけど、涙ぐんだのだから
たぶん、そういうことなんだろう。
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