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ソフィーの選択のchnhmnのレビュー・感想・評価

ソフィーの選択(1982年製作の映画)
4.0
ナチスによるホロコースト、アウシュビッツ収容所を経験し生き延びた主人公のソフィーとユダヤ人でナチを深く憎むネイサン。傷ついた2人の不安定な恋愛関係に巻き込まれつつ、ソフィーに惹かれる作家志望のスティンゴの三角関係。
一見、華やかで楽しく幸せそうなシーンもあるが、物語がだんだん核心部に迫るにつれてソフィー自身の生き残ってしまった罪悪感や決して癒える事のない深い心の傷が浮き彫りになっていく。
そのコントラストがこの作品のもつ陰鬱な雰囲気、絶望感や悲劇的な色をより際立つものにしているように思う。

この作品でアカデミー賞とゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したメリル・ストリープ。収容所でのガリガリに痩せこけた役作り、ポーランド訛り(らしい)英語や流暢なドイツ語など 演技力も圧巻。
スティンゴのシアサッカーのスーツを褒めるくだりは笑った
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