なんという選択。なんという重たさ。
ホロコーストを体験した、ユダヤ人ではない人の記憶。忌まわしく、悲惨で、良心の呵責に生涯にわたり苛まれ、それでも生きて行かねばならない辛さ。
痛くて、悲しくて、恐ろしくて、涙も出ない。愛があるから、生きていけるのか。笑えるのか。自問自答。
重たい、おもたいテーマだけれど良作。
変わった出会いから、牧歌的な様子さえみせる前半から後半のスピード感がすごい。メリル・ストリープは納得のアカデミー賞。
若い時から凄い女優なんだな。そして、ものすごく美しかった。
鑑賞後、重たい鉛が居座っているみたいな気持ち。そして、我が子を見ると、胸が締め付けられた。
