このレビューはネタバレを含みます
実はジル・ルルーシュをいいなーって思ったの初めてかもしれない。
フランスでも女は物事を考えず、疑問を持たない従順さが求められたこの時代。テレーズが描いていたものはなんだったのだろう。
頭で考えること>>続きを読む
アデルの食べ方、寝顔、寝方、笑った時の口元、全てが生々しく、肉感があり、どことなく不潔。
そこに目が行ってしまい、失恋の痛みや劣等感、孤独とゲイだろうがヘテロだろうが人間として感じる感情に共感できるけ>>続きを読む
前評判込みで期待してたので、少し肩透かし。とはいえ、楽しめたけれど!
あれほどの用意周到さから、なぜそこは荒いのか?というところもあり、最後の方はあのままの姿で??とか余計なことを考えてしまう隙間がで>>続きを読む
パレスチナ人の少女が見るパレスチナとイスラエル。主役を彼女に据え、周囲の人間関係も過去から描くことで歴史を追いながら話が進むため、分かりやすい作りに。実話が基なだけに、問いかけるものの多い作品だった。>>続きを読む
妻の魅力を全編にわたってお伝えします!
シャルロットはフランスの国民的なアイコンであると同時に、僕の妻なんだ。こうも有名だと、良い時もあるけど…ね。分かるだろ。
あぁ、愛しいシャルロット。
時には嫉妬>>続きを読む
それぞれ、ユダヤとアラブという相反するアイデンティティーで育ってきたのが、ある日突然全てがひっくり返る。取り違えが分かり、動揺する両親。伝えられた子供の動揺と葛藤。細やかな俳優陣の演技が光る良作。>>続きを読む
実はシェイクスピアの作品には他に書き手がいた、という話に基づいた物語。
そういう話もあるのか、ということではタメにはなったが映画としての重みが何か足りない。
ローラン・エメリッヒだからそう期待はしてい>>続きを読む
なんとなく続けてルルーシュを。
彼の作品は一貫して同じ雰囲気が流れて、どの作品か混乱しそうになる。音楽の選択、挿入がいかにもルルーシュ。
邦題がしっくりこないものの、ライオンとの無理くりな繋げ方からす>>続きを読む
この時期、ハーレイくんブームだったよなぁ。子役の宿命に思いを馳せつつ…
ラストには驚かさせなかったことはないが、めちゃくちゃ驚いたというほどではなく。
まぁ、そうですか。という、軽〜く見られる作品。広末さんは、キムタクと同じでいつ、どこで観てもヒロスエだ。
「愛と哀しみのボレロ」のように反戦色が濃いかと思ってみてみたら、そこまででも。
ルルーシュらしい台詞たち。
個人的にダヴィドのキャラが好き。そして、ベコーの歌もよかった。
世代を超えた恋愛模様で、2>>続きを読む
まぁ…ビョーキな男たちのお話ですね。女だからか、やっぱアホやな…としか思えないエピソードの数々。オチはまぁ…まぁ…ね、もはやフリーだよね。
なんという選択。なんという重たさ。
ホロコーストを体験した、ユダヤ人ではない人の記憶。忌まわしく、悲惨で、良心の呵責に生涯にわたり苛まれ、それでも生きて行かねばならない辛さ。
痛くて、悲しくて、恐ろし>>続きを読む
犬と子どもと宮崎弁と、涙の要素が揃っている。私は犬がとても好きで、好きだからこの手の映画を観るのは避けてきたけれど、、やっぱり辛かった。泣いてしまった。
クライマックスのいかにも、みたいな音楽とか吉>>続きを読む
親と子の関係って難しいんだろうけど、それにしてもこれは摩擦しか生まないであろう人々たちと、不毛なやり取り。
家族は負のベクトルに向いた時に、平時は見えない強固な糸が表に現れる、時に厄介なものなんですね>>続きを読む
だれより京マチ子に目がいった。艶めかしいようで、純粋なようで、したたかそうで、シーンによって表情が豊か。
そして、モノクロの羅生門に降る雨の迫力のあること。
一つの殺人をめぐり各人が異なった主張をし>>続きを読む
当時の日本がいかに無茶をしてきたのか、どれ程の矛盾を飲み込ませ犠牲を強いたのか、その中でも考え行動し続けることは自分にはできるだろうか。
戦争について今一度学び、考える機会になる作品。
ではあるけど>>続きを読む
イヴサンローランのギョーム・ガリエンヌか!びっくり。
実話というところにもまたまたビックリ。
ママと1人二役。しかしラストシーンのママは別人??
作中のギョームはブルジョワジーのイタイ奴だけど、同時>>続きを読む
偏見を越えて少しずつ芽生える友情と、見えてくる現実。
見易いながらも考えされられる良作。
スペイン語の耳触りも心地よくて好きだな。
蛇足だけど…共産圏では犯罪にすらなりうる同性愛。社会はみな平等だけ>>続きを読む
物事の本質が偏見で歪められて、何が正しいことなのか、現実をみているのは誰なのか、たがためなのかが見失われていくし哀しさ。
アラン・カミングが秀逸。
どんどんと母の眼差しに変わっていくし、子どもと一緒>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
くる、くる、くる…と気付いてしまっていてもその痛みからは逃れられない。
予備知識なしで観賞し、散りばめられる伏線から予想はついてしまったとしてとも、哀しすぎるラスト。心が壊れたジェフリー・ラッシュの最>>続きを読む
ガレルガレル、ガレル、と濃い。モニカ・ベルッチの肉厚感とルイの若さがどうにも違和感。セリーヌ・サリットとヴァンサン・マケーニュの組み合わせも不幸の二乗みたいな暗さ。それだから、この映画にはマッチしてい>>続きを読む
ビッグマウスぶりに腹立たしいやら、ばしゃ馬さんの高飛車な雰囲気にイラっとするやら、でなかなかの好演技で始まり、緩やかにそれらが解れていく構成。
夢を持たないものは、夢を持っているだけでその人が眩しい。>>続きを読む
ウェス・アンダーソンの創る世界観が好きです。独特の死生観や人間の業をブラック&コミカルに描いていて、楽しい。ゼロの素朴さとグスタヴの海千山千な雰囲気とちぐはぐだけど噛み合う2人がいい。
しかし、豪華>>続きを読む
予備知識なしで鑑賞。機械が人を滅ぼしたのちの世界という設定は目新しいものではないけれど、世界観に引きの込まれ予想以上に楽しめた。派手さはないけれど、とてもいい映画。
一つのことがきっかけで、どんどん壊れていく夫婦関係…きっとこういうことってあるんだろうな…
松たか子の狂った演技が良い。平静でいながらも、実はドロドロな感情か伝わってくる。あんな風に騙せるものか…いや>>続きを読む
ジャン=ピエール・ジュネ監督らしい可愛い世界観の作品。大人びていながらもやっぱり子どもなスピヴェットが愛らしい。
持ち上げて落とすメディアやうつろいやすい世論の怖さを描いた狙いは面白かったけど、深みが足りないというか、説得力に欠ける内容。冒頭のシーンを短いうちに2回繰り返す効果も意味不明で、最後まで観るのが辛かっ>>続きを読む
ダラダラ見始めたものの、普通に楽しめた。頭使わず、まさにダラダラみるのが◎
引きのホワイトハウスやヘリの飛行の映像がどうもちゃちいこと、最後のアッサリ感、ジェイミー・フォックスの胡散臭さ、、アメリカン>>続きを読む
スパーキーを思うヴィクターの気持ちが温かい。犬を飼ってると、いつかその時が来るとはわかっているけど、やっぱりいつまでたっても大事な家族。さいごグッときた。
自殺用具専門店というブラックな設定を、ミュージカル風に音楽を入れてコミカルに。音楽はよかったものの、歌わなくても…と思う自分もいたりして。
フランスのバンデシネらしいタッチの絵で雰囲気も楽しい。ただ、>>続きを読む
迫力もあり映像も素晴らしいんだけど、物語が散漫になってしまっていること、それぞれのエピが尻切れトンボになっているのが消化不良…
え、あれは結局どこに?彼はどーなったのか?いつのまにこんな状況に??など>>続きを読む
全然違うヘレン・ミレンが見られる作品。エメランスの生い立ちやトラウマみたいなものもハードだし同情するけど、かといってあの態度…マグダの魅力もわかんないし、夫のティボルはジェラール・ドゥパルデューにしか>>続きを読む
3Dでみたら映像の美しさやファンタジックな雰囲気がより楽しめたかも。ストーリーは粗いところもあり、??なところも。
サウロンのイメージご強いクリストファー・リーに気づけて感動。