コナンの記念すべき1作目の劇場版
現在までに続くコナン劇場版の様式はほぼ定まってます
まだまだスケール感は常識的なレベルですが
コナンの劇場版の魅力はミステリーとアクションのマリアージュ
この頃はミステリーがメインでアクションは要所要所でほぼ爆破シーンのみ
もちろんこの爆破シーンの力の入れ方は劇場版クオリティなので大満足
このアクションの要素を取り入れるために
もれなく犯人がサイコ思想になってしまうという点も今に続くお約束
冷静に考えれば
コナンの犯人にまともな思考のキャラクターはいないような気もしますし
米花町はそもそも世界最大の犯罪都市なので…
本作に関しては
ミステリーパートが終わってからの
アクションパートのが素晴らしい
もうベタにベタを塗り固めたような展開ではあるものの
邦画の実写では難しいスリリングなアクション
映画内での伏線を収束させるような最後の決断シーン
更にこの決断シーンがモノクロ演出という巧みさ
アニメであっても全年齢層に向けた作品にする心意気を感じます
今でこそアニメ全盛の日本映画市場ですが、コナンが四半世紀引っ張ってきてくれてた結果です
セル画撮影時代特有の湿度を感じる画質が今でこそ贅沢
まだまだヒロインは蘭姉ちゃん一強時代
