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飛べ!フェニックスのアノのレビュー・感想・評価

飛べ!フェニックス(1965年製作の映画)
4.2
再見。
事故と同時にクレジットが現れるOPから桁違いの面白さ。原作が相当面白い気もするが、スター揃いの大作でもきっちり見せ場を作りつつ傑作に仕上げるアルドリッチは偉い。執拗に映される肌荒れの特殊メイクや善人がどんどん死んで協調性のないクズばかり残ったりと、汚い面をそのまま抱えて大空へ飛び立つクライマックスが素晴らしい。

ハーディ・クリューガーとスチュアートの対立が一段落したところで模型雑誌を読ませるシーンは映画史上最強のブラックユーモアだと思う。状況を読み込めなくてぽかんとしてるスチュアートとアッテンボローが良すぎて何度見ても笑いを堪えられない。
常に人を煽っていたイアン・バネンが飛行機が飛び立つときに猿をあやしているのが泣ける。
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