このレビューはネタバレを含みます
『ソーラー・デストラクション 地球壊滅』('08)
Solar Destruction (Solar Flare) / アメリカ合衆国 / 英語
アメリカ、ロサンゼルス。
ライリーは理系の天才であり、15才でありながら大学生だった。
しかし友人はおらず、心を開く相手は体育のコーチであるコーリーだけ。
ライリーの母親であるジェイミーは、バーの用心棒として働いていた。
ある日、太陽のフレアについて勉強していたライリーは、フレアの異常に気がつく。
地球環境問題の専門家であるジョアンナ・クラークはライリーの研究結果を知り、政府機関にそのことを伝えようとする。
一方で、大企業の御曹司であるマーシャル・プロイヤーはライリーの頭脳を狙っていた。
息子を取り巻く陰謀に、肝っ玉母ちゃんが怒りの鉄槌を下す。
本作は一体何の映画だろうか。
ディザスタ―系パニック映画では無い気がする。
題名やB級映画を醸しだした雰囲気から察するに、チープな映像で地球滅亡を阻止するとか、安全な地へ逃げるとかの話かと思った。
しかし実際の内容はというと、天才少年が発見した地球滅亡の危機を悪徳企業が利用しようとしていて、それを阻止しようとする天才少年のお母ちゃんによる奮闘記。
全然地球の危機を感じる話ではない。
もはや「太陽のフレアがどうのこうの」の話はいらないレベル。
天才少年を誘拐しようとする話の方がまだスッキリしたのではないだろうか?
一応、お母ちゃんが最強設定だけど、単に周囲が弱いだけな気がする。
謎の裏切り話や地球の危機を感じない街の雰囲気、主要メンバー四人の謎の関係性等、不可解な描写は多々あるが、この悪徳企業とどういう結末になるのかは気になった。
85分の映画の割には、結構いろいろ詰め込んで展開はスピーディだった点は良かった。
ただ、地球滅亡の危機を感じる映画ではなかった。
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【映画ジャンル】 災害系パニック映画
【作品の主題】 悪徳企業の企みを阻止する 母は強し
子供を守るために奔走する 戦うヒロイン
地球滅亡の危機
【登場人物設定】 天才少年 高校生
【舞台設定】 ―
【原作媒体】 ―
【登場する生き物】―
【物語展開】 ―